加速する少子化(中) 衝撃に強い社会、出生減防ぐ 岩澤美帆 国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部長 - 日本経済新聞

年間の日本人出生数はこの10年で2割以上減少し、2020年には85万人を割った(人口動態統計概数)。出生減の加速は、(1)20世紀を通じて進んだ行動と意識の変化(2)子どもを産む世代の人口減少という構造変化(3)今般の新型コロナウイルス感染拡大による衝撃――という諸要因が組み合わさった結果である。対策の内容や見通しを考…